沖縄を旅した気分になれる「風雨来記2」をご紹介。
キャッチフレーズは「みんなが、知らない、オキナワ」。
発売日 2005年11月10日発売
発売元 FOG
北海道を舞台にした恋愛アドベンチャーゲーム『風雨来記』の続編。主人公は前作と同じライターの相馬轍、今作もバイクで移動しながら取材、地域の人との触れ合いを通してストーリーが進んでいきます。
ゲームの流れとしては、まず行きたい場所を選び取材をする。その場所によってはヒロインとのイベントが発生してヒロインシナリオが進む。一日の終わりには拠点に戻り、その日取材した中からテーマを選び記事を作成。ホームページ上にアップロードするという流れ。
前作では移動の際に、3Dダンジョンのような移動形式をとっていましたが、今作は目的地を選択するだけという簡易なシステムになりました。前作のうろうろ迷う感じも楽しかったけど、正直面倒は面倒なシステムでしたからね。その辺、前作よりもサクサク進めることが出来そうです。
今作のヒロインは三人。主人公の今回の拠点となるスタジオGIASで、経営者の兄の手伝いをしている芹沢暦(22)。
沖縄取材の協力をしてくれる民謡の家元のオバァの孫にあたる上原海琴(17)。
アメリカからの家出娘の真鶴・天継・テイラー(12)。
12歳って大丈夫かこのゲーム;
このゲームの楽しみ方は、いわゆるギャルゲーの女の子の攻略とはちょっと違います。背景に使われいる大量の沖縄の写真と共に、風土と歴史を感じながら沖縄を観光してるような気分になれる。これが風雨来記というゲームの特徴ですね。
記事で使う写真は、基本どの場面でもR1ボタンでファインダーを覗き、○ボタンで撮ることが出来ます。記事の内容はテーマ別に決められているので、要所要所で写真を撮らないと一日の終わりの記事の作成で、「あの写真を撮っておけばよかった」といういことになったりします。
序盤で軽く触れられているけど、やはり前作『風雨来記』との繋がりもあるので、前作をクリアしたうえでのプレイの方がよりストーリーを深く理解できそうです。
沖縄二日目の朝、おばぁに案内されるのだが・・・まず何言ってるかわからない。主人公の解釈が要所で入るけど、それでも足りないぐらいわからない。今回主人公は沖縄に伝わる“ニライカナイ”(神界・異界・理想郷)をテーマに取材するわけだけど、序盤から戦争のことに触れたり前作同様深いストーリーになりそうです。
2005年発売の本作ですが、2013年にWindows版で「風雨来記3」が発売されてます。2015年には日本一ソフトウェアからPSVitaに移植されてます。正直、FOGってまだゲーム作ってたんだ!って思った。
風雨来記2
- 発売日: 2005/11/10
- メディア: Video Game